救急救命士とは、救急救命士法に基づき、救急救命士の名称を用いて、医師の指示の下に、救急救命処置を行うことを業とする者をいいます。

救命救急士になる為に必要な資格

救命救急士になる為には、国家試験に合格しなければなりません。
高校卒業後に救急救命士養成所で2年間の課程を修了するか、消防官の救急隊員として5年間経験を積み、養成所で6か月から1年間学ぶことによって受験資格が得られます。
救命救急士国家試験の合格後には、就業前に160時間以上の救急医療に関する病院実習が行なわれます。

救命救急士になる為に必要な資格

救命救急士国家試験

■試験期日
毎年1回、大体3月下旬頃に行なわれ、試験地は北海道、東京都、愛知県、大阪府及び福岡県で行なわれています。

■試験科目
(1)基礎医学(社会保障・社会福祉、患者搬送を含む。)
(2)臨床救急医学総論
(3)臨床救急医学各論(一)(臓器器官別臨床医学をいう。)
(4)臨床救急医学各論(二)(病態別臨床医学をいう。)
(5)臨床救急医学各論(三)(特殊病態別臨床医学をいう。)

■受験資格
(1)学校教育法第90条第1項の規定により大学に入学することができる者であって、文部科学大臣が指定した学校又は厚生労働大臣が指定した救急救命士養成所において、2年以上救急救命士として必要な知識及び技能を修得したもの。

(2)学校教育法に基づく大学若しくは高等専門学校、旧大学令に基づく大学又は救急救命士法施行規則第13条に規定する学校、文教研修施設若しくは養成所において1年以上修業し、かつ、厚生労働大臣の指定する科目を修めた者であって、文部科学大臣が指定した学校又は厚生労働大臣が指定した救急救命士養成所において、1年以上救急救命士として必要な知識及び技能を修得したもの。
尚、厚生労働大臣の指定する科目は、公衆衛生学、医学概論、解剖学、生理学、薬理学、病理学、生化学、微生物学、看護学概論、内科学、外科学、小児科学、産婦人科学、整形外科学、脳外科学、精神医学及び放射線医学のうち13科目。

(3)学校教育法に基づく大学又は旧大学令に基づく大学において厚生労働大臣の指定する科目を修めて卒業した者。
尚、厚生労働大臣の指定する科目は、公衆衛生学、解剖学、生理学、薬理学、病理学、生化学、微生物学、内科学、外科学、小児科学、産婦人科学、整形外科学、脳外科学、精神医学、放射線医学及び臨床実習である。

(4)消防法第2条第9項に規定する救急業務に関する講習で規則第14条に規定するものの課程を修了し、及び5年以上救急業務に従事した者により大学に入学できるものであって、文部科学大臣が指定した学校又は厚生労働大臣が指定した救急救命士養成所において、1年以上救急救命士として必要な知識及び技能を修得したもの。

(5)外国の救急救命処置に関する学校若しくは養成所を卒業し、又は外国で救急救命士に係る厚生労働大臣の免許に相当する免許を受けた者であって、厚生労働大臣が(1)から(4)までに掲げる者と同等以上の知識及び技能を有すると認定したもの。

(6)法の施行の際現に救急救命士として必要な知識及び技能の修得を終えている者又は法の施行の際現に救急救命士として必要な知識及び技能を修得中であり、その修得を法の施行後に終えた者であって、厚生労働大臣が(1)から(5)までに掲げる者と同等以上の知識及び技能を有すると認定したもの。

救命救急士の仕事

救命救急士は消防署に所属しており、救急車で現場に駆けつけ、心肺機能や脈拍が停止している状態など重篤な病人やけが人に対して、救急車に搭載されている端末機によって医師の指示を受け、気道の確保や心拍の回復など高度な応急処置を施す仕事です。

1991年4月に救急救命士法が成立し誕生した比較的新しい職業で、重傷患者の人命救助に大きな役割を果たす活躍が期待されています。

消防署の一般救急隊員ではできない処置が、救命救急士には認められています。
1.心肺停止者に電気ショックや薬剤投与で心臓の拍動を正常に戻す
2.呼吸停止者に挿管して気道を確保し、肺に空気を送る
3.点滴で血液循環を確保する